イエローヘッド飼育モニター

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おはようウルカ。

 

薄汚れた壁のような空はところどころが虚ろに白い。

路面に積もった雨水をタイヤがかきわける音の間隔が徐々に短くなる。

朝か。

また雨だな。

お前がうちに来て半年が経った。

身体のサイズは倍以上になり、随分と人に慣れた。

オオトカゲの中では飼育は容易な部類に入るのだろうが、他の動物と比べると色々と約束ごとがあったり、これが正解という飼育方法がいまいち確立されていない。

毎日の様子の変化を慎重に見極めながら世話をしなければならない。

なんだかモグワイ(ポストロックじゃない方)を思い出すね。

 

・ケージ内の温度は28度前後をキープ(体長20〜30センチ程度の幼体なら30度ちょい上をキープが良い)

・バスキングスポットといって部分的に更に温かい場所をケージ内につくる必要があり、これは40度以上が望ましいだろう。ショップの店員はこの種にバスキングスポットは必要ないと豪語していたが、明らかにあった方が調子が良く、食欲も上がる。

・ケージ内の湿度は60%〜70%をキープする。夏は容易だが日本の冬は乾燥するので結構大変。

・水入れは身体全体が浸かっても余裕があるくらいが良い。偶に水飲み用サイズの器にしている飼育者を見かけるが、コガネオオトカゲはよく水に入る。夜は水の中で寝る。朝は40度弱の湯を入れてやると、待ってましたと飛び込んで瞼を閉じて気持ち良さそうにしている。賛否あるが、この毎朝の温浴も調子と食欲を格段に上げる。

・紫外線を放射するライトもあった方が良い。特に日光浴が出来ない冬場などにはUVBライトを日中つけっぱなしにしている。

・餌についてはマウスやウズラなど高栄養、高脂質なものを与えまくる飼育者がいるが、俺は昆虫食メイン、午前中限定で与えている。太ったオオトカゲはひょうきんで可愛らしいが、突然死の報告が多い。

・人に慣れさせる手段だが、ケージは大きすぎないものでシンプルなレイアウト、床材も浅くして隠れる場所を無くす。隠れる場所がないとストレス過多の心配もあるが、不安になると水に潜り込むので問題なさそうだ。ちなみに水入れも透明の物にしている。ケージに手を入れ、向こうから近づいてくるのを待つ。決してこちらから近づいてはいけない。手に乗ってくるようになっても、掴んではいけない、あくまで向こうの自由にさせてやる。根気よく続け、少しずつ慣れさせる。頭が良いので人を覚えると程よい距離感の友達のような関係になる。

感情があるのか否かは現在検証中である。

 

 

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