ずっと下り坂プロジェクト
こんにちはウルカ。
自転車に乗った学生が、太陽の光と風と排ガスを浴びながら、立ちこぎで坂を登っている。
高校生だろうか、激流に逆らう鮭のように生命力が滾っている。
俺は反対に川下へ車道をくだっている。
アクセルから足を離して、重力にまかせる。
ギアを3速に入れると、やわらかく、エンジン・ブレーキが作用した。
世界の道が全て下り坂であれば、エネルギー消費は随分効率的だよな。
鮭も決死の思いで川を遡らなくていいかもしれん。
下り坂という言葉のイメージもなんとなく良くなり、努力の概念も少し変わるかもな。
電力会社も下り力発電なんてエコなシステムに変わるだろう。
問題は下り坂をどうやってループさせるかだよな。
下ったからには上らなければならないスキー場のような状態では意味がない。
下り坂の始まりと終わりがシームレスにつながっていてほしい。
ずっと下り坂。
世界中のトリックアートの名手や、偉い学者先生が集まって、ずっと下り坂プロジェクトを立ち上げたりしないかなぁ。
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