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おはようウルカ。

 

 

LEGOというものがある。

カラフルなブロックを組み合わせて、動物やお家やロケットをつくって遊ぶことができる。

あのブロックのひとつひとつを目に見えないほど小さくして、色数を65,536色くらいに増やす。

その細かなLEGOで正確に作ったキノボリカンガルーやベンガルハゲワシは、人間の目には実物として映るだろう。

上級者は関節や内臓、脳や魂までもブロックで形成して、本物と同然につくりあげるようになるかもしれない。

問題は、ひとつひとつのブロックが小さすぎるということ。

「見えない、持てない」では、LEGOの魅力が半減してしまう。

開発首脳陣は、あたまをなやませた。

製品化は、まさに暗礁に乗り上げた。

このピンチを救ったのは、開発チームの1人、ジャック・ラッセル・ハミルトンのひとり娘、6才のメアリーの言葉だった。

「パパ、小さなブロックで普通の大きさのキリンさんを作るより、普通のブロックでとっても大きなキリンさんを作る方が楽しいよ。あたし、とっても大きなキリンさんが見たいな」

「…そうか、そうだったのか!ありがとうメアリー!」

ジャックはきつくメアリーを抱きしめると、おでこにキッスをした。

「いたいよ、パパ」

「あはは、ごめん、ごめん」

 

 

今日のニュース

レゴ・エキスパート・パッケージ

12.25発売開始!

世界震撼!

ついに禁断の扉がひらかれる…

約23000倍の大きさの動物を作ろう!

実物と見紛うほどのリアリティ!

工夫次第で関節や内臓、脳や魂までも組み立て可能!

通常のブロックの約半分のサイズでコンパクト!

65,536色、87000,000,000,000個入り

全国のLEGOショップにて予約受付中

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